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桜井 隆 明海大学外国語学部日本語学科 教授 倉持 益子 明海大学大学院応用言語学研究科博士後期課程 大学院生 李 宗禾 東呉大学外国語文学院日本語文学系助理 教授 堀内 貴子 明海大学大学院応用言語学研究科博士後期課程 大学院生 井上 史雄 明海大学外国語学部日本語学科 教授 金 順任 明海大学 客員研究員, 日韓文化交流財団フェロー 本間 勇介 明海大学大学院応用言語学研究科博士前期課程 修了生 江 源 明海大学大学院応用言語学研究科博士後期課程 大学院生 早坂 直記 明海大学大学院応用言語学研究科博士前期課程 大学院生 高丸 圭一 明海大学大学院応用言語学研究科博士後期課程 大学院生 任 星 厦門大学外文学院日語語言文学系 助理教授 張 秀玲 明海大学大学院応用言語学研究科博士後期課程 大学院生 羅 琳 厦門大学外文学院日語語言文学系修士課程 大学院生 G. BenceTamas 明海大学大学院応用言語学研究科博士後期課程 大学院生
『明海日本語』は,明海大学日本語学科の創設後まもなく機関誌として発行され,20 年近い歴史を持つ。スタッフの研究の公表の機会を作り,新設の大学の活動状況を外部に知らせる機能があった。これまでも優秀な論文が本誌で発表されてきた。 『明海日本語』は,10, 11 合併号(2006)以来,研究を活発化するため,大学院生の論文の掲載に門戸を開いた。また13 号(2008)以来,「研究ノート」を設けて,教員・院生・学生の研究のエッセンスを要約して伝えられるように配慮した。 提出された論文と研究ノートは,日本語学科専任教員が審査し,場合によっては書き直しを命じ,あるいは掲載を認めないこともある。教員の投稿論文も,相互に審査し,採否については院生と同様の措置をとった。つまり本誌掲載の論文は,レフリー付きの,学術雑誌並みの価値を持つ。 16 号での論考の配列は,論文テーマ相互の関連によった。今回は現代日本語の分析以外に,言語景観に関する報告が目立った。ここ数年の博士論文,修士論文の要約が集中したためである。音声に関する研究は,研究ノートの形の短編だった。(他大学や研究所の)現職教員の論考が集まったのも,ありがたいことである。 また,学生の卒業研究の題名と要旨を掲載する。多様なテーマで取り組んだ成果である。明海大学日本語学会の主な構成員である学部学生の記念,思い出になることを期待したい。 来年度以降も年1 回刊行のペースを厳守し,卒業生には卒業式に,在校生には新年度のオリエンテーションの際に,配布できるようにしたい。 本号の編集には,大学院博士後期課程の高丸圭一・李明心が活躍した。また,本学教員の荻原稚佳子が卒業研究要旨の整理にあたった。
2011 年1 月 井上史雄