明海日本語 第17号

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論 文

研究ノート・その他

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執筆者紹介(掲載順)


桜井  隆			明海大学外国語学部日本語学科	教授
佐々木文彦			明海大学外国語学部日本語学科	教授
井上 史雄			明海大学外国語学部日本語学科	教授
高丸 圭一			明海大学応用言語学研究科博士後期課程	大学院生
ベンツェ タマーシュ		明海大学応用言語学研究科博士後期課程	大学院生
郭  碧蘭			真理大学応用日語学系		助理教授
頼  衍宏			銘傳大学応用日語学系		助理教授
押尾 和美			明海大学応用言語学研究科博士後期課程	大学院生
胡  暁睿			明海大学応用言語学研究科博士前期課程	大学院生
喬   方				明海大学応用言語学研究科博士前期課程	大学院生
金  賢珠			明海大学応用言語学研究科博士前期課程	大学院生
倉持 益子			早稲田大学日本語教育研究センター	非常勤講師
李  明心			明海大学応用言語学研究科博士後期課程	修了生
高須賀 萌			明海大学応用言語学研究科博士前期課程	大学院生

編集後記


『明海日本語』は、明海大学日本語学科の創設後まもなく機関誌として発行され、20 年近い歴史を持つ。スタッフの研究の公表の機会を作り、新設の大学の活動状況を外部に知らせる機能があった。これまでも優秀な論文が本誌で発表されてきた。明海日本語』は、10, 11 合併号(2006)以来、研究を活発化するため、大学院生の論文の掲載に門戸を開いた。また13 号(2008)以来、「研究ノート」を設けて、教員・院生・学生の研究のエッセンスを要約して伝えられるように配慮した。
 提出された論文と研究ノートは、日本語学科専任教員が審査する。場合によっては書き直しを命じ、あるいは掲載を認めないこともある。教員の投稿論文も、相互に審査し、採否については院生と同様の措置をとる。つまり本誌掲載の論文は、レフリー付きの、学術雑誌並みの価値を持つ。
 17 号では、専任教員の投稿が増えた。明海大学大学院修了生などで他大学に属する教員の投稿もあった。教育・研究・管理という大学教師の3K 仕事のうち、研究の成果が世に出たことになる。大学院生の論文も多様なテーマを扱う。今回は日本語と外国語との接触や教育に関わる現象や、ことばの意識に関わる現象が多く扱われた。コンピュータを活用した研究も含まれる。
 掲載論文のいくつかは、大学の卒業論文執筆のヒントになりそうな情報を含む。また学生がレポートや論文を書く際の、参考になる。章・節の配列や文献の挙げ方の見本にもなる。こと4 年生には、注意深く目を通してもらいたい。
 巻末に学生の卒業研究の題名と要旨を掲載する。多様なテーマで取り組んだ成果である。明海大学日本語学会の主な構成員である学部学生の記念、思い出になることを期待したい。
 来年度以降も年1 回刊行のペースを厳守し、卒業生には卒業式に、在校生には新年度のオリエンテーションの際に、配布できるようにしたい。
 本号の編集には、大学院博士後期課程の張秀玲・G. ベンツェ タマーシュが活躍した。また、本学教員の荻原稚佳子が卒業研究要旨の整理にあたった。また目次英訳チェックはここ数年Diane Rimmer さんにお願いしている。

2012 年2 月 井上史雄

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