2012年10月25日
今週の講師 政策大学院大学 客員教授 植松 丘 氏
最優秀レポート
【問題1】 講義内容を簡潔にまとめなさい。
一つ目は、サブプライムローン問題である。日本が現在、職難になっているのは、サブプライムローンによるアメリカでのローン滞納者が増えたからと言われている。
二つ目は、OPMである。OPMとは、other people's money(他人のお金を利用する)という意味で、不動産ビジネスを行う上でOPMは必ず重視される。
三つ目は、社会人としてどのように行動するかである。生活においても経済活動においても、これからの需要、10年後、20年後にどう発展するか、などを予測する事が重要である。
【問題2】本日の講演内容に関して自分の意見・考えを述べなさい。
私は、社会人として「予測」をすることが印象に残りました。その理由は、私自身、アルバイトや買い物をしていて、これからは何が売れるか、何が一番安く買えるかなどの予測をする事がありますが、先生がおっしゃった通り、予測が当たるという事は少ないです。このことは非常に重要だと思います。リスクマネジメントを行い、予測が当たれば、それが社会活動であったらすごいことだからです。予測をし、予測が外れた場合にも対処することで、その業界のマーケットでは大きな変化が表れると思います。
講演終了後の質疑応答の内容
Q1.就職するに当たり、10年後を予測して企業を選ぶのが大切だとおっしゃいましたが、具体的なポイントを教えて下さい。
A1.確かに予測は大切ですが、予測は外れるものです。マクロ経済をやっている人が経済予測をしても外れます。
でも、例えば、10年後くらいまでなら、スポーツビジネスは伸びそうだと予測してもいいでしょうね。予測するには、まず、今その業界や会社がどうなっているか調べるのが基本です。今は健康志向が高く、これは若い人と年配の人の両方に言えます。そこで、駅周辺ではなく、あえて住宅地の中でビジネス展開しているところがあります。また、高級志向の顧客を相手にする会社もありますし、さらに若い人やスポーツ選手をターゲットにする会社もあります。健康志向という全体の傾向と、個別のニーズの両方を見て、ビジネスを展開していく会社は伸びていく可能性があると言えるでしょう。
また、スピード感も大切です。例えばウィンドウズ95は当初故障が多かったけれども、素早くサポートする事で消費者の信用を得ました。マーケットに素早く反応できるというのもポイントになるでしょう。コニカ、今はコニカミノルタですが、複写機の性能ではゼロックスにかなわなくて、故障のクレームが多かったので、営業所から15分以内の所にしか売らない方針を立てて、クレームにすぐに対応できるよう体制を整えて、営業をしたということがありました。ちょっと抽象的ですが、こういったことが重要だと思います。