1108 of re-car-design

2012年11月8日

今週の講師 浦安市長 松崎 秀樹 氏

最優秀レポート

【問題1】 講義内容を簡潔にまとめなさい。
 一つ目は、浦安及び日本の大きな問題である高齢社会についてです。高齢社会の定義としては、65歳以上が全体の7%が高齢化社会、14%が高齢社会、24%が超高齢社会です。日本は23%で高齢社会、浦安は13%で高齢化社会です。この数値から、浦安が若い市だということが分かります。
 二つ目は、少子化です。浦安市の昨年の成人式の人数は1,500人で、例年より600人ほど少ない人数です。これから日本は肩車社会といわれ、成人1人で1人の高齢者を支えなければならない時代に突入します。
 上記の2つの対策として、行政は婚活inリゾートと題して、男女の交流パーティーなどを催し、未婚者を減らし、子を増やし、社会が健全な形であるよう努めています。

【問題2】本日の講演内容に関して自分の意見・考えを述べなさい。
 私の意見として、人口が増加している国々の多くは、お見合いでパートナーと出会います。特に人口が世界2位のインドでは、親が決めた相手と必ず婚約します。よって、多くの若者が確実に結婚し、子を作ります。日本も昔は見合い婚が多く、人口も増加していました。しかし、近年は見合い婚は珍しくなりました。これは地域コミュニテーの衰退が大きく関わっています。地域が婚活をサポートしないと、なかなか相手は見つかりません。ですから、浦安市の行う婚活には賛成です。今後も若い人の多い浦安を保ってもらえたらと思います。

講演終了後の質疑応答の内容

Q1.小学校が2校、廃校になるとのお話でしたが、跡地はどのように利用する予定ですか?
A1.学校用地として利用していた土地なので、現在、有効活用の方法を市として検討しているところです。いずれにしろ、現在、在籍している児童生徒が卒業してからの話なので、少し先のことです。跡地の利用については、今後、住民の方々と話し合いをしていくことになります。

Q2.3.11の時に、浦安は液状化の被害に遭いましたが、自動車のキーをささないまま避難している車を見かけました。こういう時には、キーを挿した状態で車から離れるはずだと思うのですが、そのまま放置されていて困りました。市ではレッカー車等の手配はしなかったのでしょうか?
A2.もちろん、市の方でも手配しました。

Q3.私は3.11の時、浦安にはいなかったのですが、今、ここで震災に遭遇した場合には、どこに避難するのがいいのでしょうか?
A3.あなたが心配しているのは、津波の被害ですか?そうですね。浦安に津波が来ると思っている人はどのくらいいますか?やはりいらっしゃいますね。
 浦安は東京湾の奥側にあって、東京湾の湾口では、観音崎と富津岬とで狭まっています。そのため津波の力が減殺されて、津波が来るとしても、1.6mくらいと予測されています。また、護岸の堤防が4mあります。それよりも、高潮の方が怖いですね。伊勢湾台風の時の高潮では、愛知県で3.6mまで高潮が来たという記録があります。災害に備えるという意味で、皆さんも近隣の避難所を調べるなど、防災意識を高めていただきたい。避難所としては、市の小中学校や公民館、また明海大学にも防災設備が設置されています。

Q4.富士山が噴火した場合には、粉塵等で電話が繋がらないということでしたが、市からの通知はどのような手段になるのでしょうか?
A4.情報伝達手段は現在、検討中です。噴火は1ヶ月前くらいから予知できるそうですが、噴火したら市からの情報伝達だけでなく、県や国からの情報伝達も滞る可能性があります。電話の他、メールもだめでしょうね。そして停電が予想されます。一部施設では自家発電も備えていますが、1日数時間しか動きません。また噴火による粉塵は細かい粒子で自動車のブレーキが効かないし、坂道も上れないため、自動車での避難は危険です。ですから、情報伝達手段としては、何が可能か、アマチュア無線はどうかとか、回覧板とか、可能性を模索しているところです。

質問表への回答

・婚活に関する質問がいくつかありました。広報などで自分で調べてみて下さい(担当教員より)。
・今後の液状化対策に関する質問がありました。現在、対策に向けて活動しているところです。市政情報などをチェックしてみて下さい(担当教員より)。
・高齢化社会への対応として、講演で紹介された他、何かあるかとの質問がありました。これについても、市政情報などをチェックして下さい(担当教員より)。