2012年12月13日
今週の講師 住生活ジャーナリスト(元「月刊HOUSING」編集長) 藤井 繁子 氏
最優秀レポート
【問題1】 講義内容を簡潔にまとめなさい。
どのような人に向けて情報発信をするかで、同じ不動産でも価値が変わってしまう。高齢者と若い人、都会暮らしと田舎暮らしでは、求める不動産も違う。相手の求めるものを見極め、情報発信をしなければならない。
日本は世帯数に比べ、住宅数の方が多い。また日本人は中古住宅よりも新築住宅を好む傾向にある。これからは、いかにして中古住宅を売るかがポイントである。
日米での違いを見ると、デザイン、インテリアに関して、アメリカの方が強い欲求があることが分かる。海外では、インテリア・デザインの展示を開いており、日本の住宅展示場などとは違い、入場料があるが、顧客のニーズに対応しており、盛り上がりを見せている。日本でも「リノベーション」として中古住宅の販売に力を入れている。
【問題2】本日の講演内容に関して自分の意見・考えを述べなさい。
個人的には、新築住宅を購入することより、中古住宅を購入してリノベーションを行った方が、より安価で自分好みの住宅にできて満足できると思います。ただ、メディアを通じた宣伝は、まだまだ新築住宅の方が多いと感じます。
リノベーションは建物を再利用する環境に優しいものなので、リノベーションを行ったら受けられるような得点を設けるなどして、顧客の興味を引く必要があると感じました。
また、海外で行われているようなインテリア・デザインの展示をより多く開くことも、顧客の興味を引く契機になると思います。日本でも見本市は行われていると思うのですが、あまり知られていないように思うので、大々的に宣伝したら中古住宅の売り上げにも影響があるのでは、と考えます。